本人しか知らないことばかりを!

前回の占い師さんの話の続きです。

もしその占い師さんが、そのようなこと全てを記憶しているとするなら、超記憶力の持ち主ということになります。

「いくつかパターンがあって、何通りかを記憶しているのではないか?」と言う人には、ネット社会の恐ろしさを知っていただきたいと思います。

ネットで口コミが広がって、ネット上に占いの内容が書かれれば、もしパターン化した占いの受け答えをしているのであれば、パターン化していることがばれてしまうのです。

ロコミで広がっていく占い師にとって、パターンで語ることは、命取りになります。

「私も、同じことを言われた」ということは、すぐばれてしまうのです。

占い師さんの霊視のスピードは、映像で見えているものを語る実況中継のスピードなのです。

いつごろ、どういう人とどういう仕事をするか、かなり具体的に指摘されました。「予約した時点で相談者について、調べたのではないか」と言う人には、こう答えさせてください。

私は企画系の仕事をしているのですが、まだ発表していないものや、同僚さえも知らない企画が、たくさんあるんです。誰にも話さず、心に秘めている企画もあるのです。

それを言い当てられたんですよね。それをどうやって調べるのでしょか。

これからどういう仕事場で仕事をし、どういう家に住んでいるかも話してくれました。

占い師さんの話は、たいてい2年から5年先の話だということです。

「あなたを助ける人の名前もお話しできるんですが、知ってしまうと、意識しすぎて変な動きをして、遠ざけてしまうこともあるんです」

とても聞きたかったのですが、それは聞かないことにしました。

まわりにたくさん人がいる騒がしい中でも霊視できるらしいです。

「喫茶店でしていた時代もありますから」とのこと。

一瞬にして自分の世界に入ることができるんですって。

「滝のように映像が思い浮かぶ。漏れたり忘れてしまうと大変なので、早く言葉に出して伝えないといけない。ドクターがメスを入れるぐらいのやり直しのさがない気持ちでやっています」

それは多分、作家がストーリーを思いついて早く書きたいという気持ちと同じなんでしょうね。だからあんなに早く紙に書きだせるんだなぁと思いました。

とにかくスゴイ占い師さんでした。仙台の占い師さんはすごいなぁと実感できました。